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慢性腎臓病の食事療法
慢性腎臓病の食事について、ポイントとアドバイスをMFS管理栄養士がご説明致します。
慢性腎臓病の食事療法の目的

慢性腎臓病は、尿蛋白陽性(+)などの腎疾患の存在を示す場合、または腎機能低下(糸球体濾過量が60mL/分/1.73㎡未満)が3ヶ月以上続く状態を言います。
腎臓病が悪化すると多くの方が人工透析を行うことになります。早いうちから食事に気をつけることで悪化を抑制することができます。
血糖状態、血圧、摂取たんぱく質量を調整することによって、腎臓への負担を軽減し、慢性腎臓病を予防、または悪化を阻止するのが食事療法の目的です。
慢性腎臓病の食事療法のポイント
- ポイント①
- 腎臓の負担軽減のための摂取タンパク質の適正化>>
- ポイント②
- 体たんぱく分解抑制のための適正エネルギーの確保>>
- ポイント③
- 血圧を上げないため、腎臓への負担軽減ための食塩制限>>
慢性腎臓病のステージ分類
腎臓機能区分 | 腎臓機能 | ||
---|---|---|---|
GFR区分 (mL/分/1.73㎡) |
|||
G1 | 正常または高値 | ≧90 | |
G2 | 正常または軽度低下 | 60~89 | |
G3a | 軽度〜中等度低下 | 45~59 | |
G3b | 中等度~高度低下 | 30~44 | |
G4 | 高度低下 | 15~29 | |
G5 | 末期腎不全 | <15 |
(参照 糖尿病治療ガイド 2016-2017)